
- 大阪市内流通食品の放射性物質モニタリング検査を実施しています
大阪市健康福祉局では、市内の食肉卸売業を対象として牛肉のモニタリング検査を実施していますが、食品中に含有される放射性物質に関する市民の関心が非常に高いことから、消費者の不安を払拭し市民の食の安全を確保するため、平成23年8月19日(金)から、大阪府と情報共有しながら、牛肉以外の食品についても放射性物質のモニタリング検査を実施しております。
なお、モニタリング検査については、大阪市保健所及び大阪市中央卸売市場両食品衛生検査所の食品衛生監視員が検体を採取し、大阪市立環境科学研究所において放射性物質の検査を行います。
また、原子力災害対策特別措置法第20条第3項の規定に基づき出荷制限が指示されている、または、関係自治体により出荷の自粛が要請されている農畜水産物が市内で販売されないよう、引き続き監視指導を実施するなど、今後とも市民の食の安全確保に努めてまいります。
記
1. 検査対象
大阪市中央卸売市場本場、大阪市中央卸売市場東部市場、市内量販店
2. 拡充品目
牛肉以外の食品
(青果物、魚介類、乳・乳製品、米、茶、豚肉、鶏肉、鶏卵など)
・ 国や他の自治体からの情報より、放射性物質に汚染されている可能性のある品目
・ 過去に出荷制限や自粛がかけられ、解除された品目
・ 過去に出荷制限や自粛がかけられた地域において生産された他の品目3. 検査機関
大阪市立環境科学研究所(大阪市天王寺区東上町8-34)
4. 検査項目
放射性ヨウ素、放射性セシウム(134Cs+137Cs)
5. 公表方法
検査結果が判明次第、順次ホームページ(大阪市市民の方へ > 東日本大震災関連 > 大阪市民の方へ > 水・食品等に関する情報)http://www.city.osaka.lg.jp/shimin_top/category/1794-1-2-0-0.htmlに掲載
- 鮭の日キャンペーン! ~SINCE1992~ 今年も魚(とと)の日とあわせて実施!
-企業コラボ・ポスター・リーフレット・マスコミ活用などで魚食PRを図る。-
平成23年度の事業内容
◎今年のキャンペーンテーマは「お魚大好き!フェア」~鮭の日制定20周年記念~
「魚(とと)の日」「鮭の日」に向けて魚の効用をPRし美容や健康について関心の強いこの時代に魚や和食の良さを再認識していただくとともに魚・鮭の消費に結びつけるためのキャンペーンを展開します。
フェアー期間 2011年10月1日~11月15日
①ホームページでのPR
大阪市水産物卸協同組合のホームページにおいてキャンペーンのPRを展開しプレゼントの応募も行っております。
②読売新聞でのタイアップ広告
食育と魚食普及をテーマとする記事とリーフレットのキャンペーン広告を行います。掲載予定日は10月8日、近畿版134万部の発行を予定。今年は家庭料理研究家・奥薗壽子(おくぞのとしこ)さんに魚の効用や食文化について語っていただきます。
③特別展「OCEAN!海はモンスターでいっぱい」に協力
大阪市立自然史博物館で開催中の同展に協賛と10月8日(土)にイベントを行う予定
④フジッコとの協賛によるPR
近畿地区の量販店(約400店)でフジッコ商品(鍋つゆ・昆布)と鮭(銀毛切り身パック)のPRを行います。
⑤キリンビールとのタイアップ
キリン一番搾り350ml24本入りを20名さまにプレゼント。
⑥ユニチカ(健康補助食品)
黒にんにく470mg×90粒入り(約1か月分)を30名さまにプレゼント。
⑦その他
京都市場(京都水産協会)主催で11月6日(日)鮭の料理教室を開催。
⑥今年度も「魚の日」「鮭の日」PRの為のツールを作成
企画 内容 ①新デザイン両面活用ポスター 2万枚 ②新デザインリーフレット(プレゼント付) 20万部 ③新デザインのぼり 200本 ④新デザインジャンパー 200着 ⑦リーフレットプレゼントの内容(キャンペーン期間10月1日~11月15日)
A賞.北海道産 紅鮭 片身 50名 B賞.キリン一番搾り(24本入) 20名 C賞.フジッコ5点セット 30名 D賞.ユニチカ黒にんにく(健康補助食品) 30名 応募締め切りは11月15日(火) 11月下旬抽選の予定。
主催:
鮭の日委員会
電話:
06-6469-3908
後援:
農林水産省
鮭の日は日本記念日委員会より正式に認定されています。
- 旬の魚 ハタハタ
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うろこがなく、下ごしらえが簡単なハタハタの紹介です。
ハタハタはスズキ目ワニギス亜目ハタハタ科に属します。関西では、まだまだ馴染みが薄いですが、同じワニギス亜目には「イカナゴ」が属しています。
また、ハタハタは、秋田県の「県の魚」に指定されており、秋田県の民謡「秋田音頭」の歌詞にも登場します。ちなみに♪秋田名物八森ハタハタ 男鹿で男鹿ブリコ♪の「ブリコ」はハタハタの卵のことです。
■語源
「ハタハタ」は別名「カミナリウオ」。魚偏に「雷」と書きます。これは冬の日本海が時化て雷が鳴る頃に獲れるからといわれています。
ほかにも、背中に斑(はたら)があるので「斑斑(はたはた)」という説や、波が高いときに産卵のために深海から浅瀬にやってくることから「波多波多」という説があります。なかでも魚偏に「神」と書くのが有力説といわれており、前述の“産卵のために押し寄せたハタハタ”を雷が鳴る季節にみた人が「霹靂神魚(はたはたかみうお:雷鳴の古語))に違いない!」と驚き喜んだところからきているというものです。雪深い冬を越すための貴重なたんぱく源の大群はまさしく神様のつかいに見えたことでしょう。
■生態と分布
【ハタハタの分布図】
夏場は沖合いの水深400メートルくらいの深いところに棲んでいますが、11月から12月、海水温が12℃以下になると、産卵のために沿岸部の浅瀬に近づいてきて、海藻に卵の塊を産み付けます。卵の塊は1000個以上の卵で出来ています。3ヶ月ほどで孵化、1年半で成魚になり、寿命は5年くらいといわれます。オキアミ類やイカの子などを餌にしており、夜、餌場に近づき捕食します。ときには海藻までも餌にする貪欲な魚です。
成魚の体長は15~20cmくらいで、大きいほど脂ののりがよく美味しいといわれています。
漁獲高が多いのは、主に日本海で秋田県のほかに、北海道・石川・福井・兵庫・鳥取などで多く獲れます。関西への入荷は年間を通してありますが、10月から3月ごろまでが旬といわれています。
■漁法
底引き網で年中獲れます。定置網や刺し網漁を行うこともあります。
■藻場の減少や乱獲の末・・・・
昔、秋田ではハタハタがたくさん獲れたため、庶民にも安く手に入りました。
そのため、一般家庭でも箱買いが普通だったようです。しかし、1980年代後半から漁獲量が激減し、一時は絶滅の危機がささやかれました。そこで、秋田県では1992年から3年間全面禁漁をおこない、解禁後は現在に至るまで漁獲枠を設けて操業しています。また、北海道や秋田などの産地では、ハタハタ増殖のため、種苗生産実験や生態解明などを行っています。
しかし、復活への道は遠く、現在では、韓国などから生鮮・冷凍ともに輸入しています。
■栄養
ハタハタに含まれる不飽和脂肪酸DHAやEPAには血液をサラサラにする働きがあります。
ビタミンやミネラルもバランスよく含まれ、低脂質のため、ダイエットにも良いと注目されています。
■「しょっつる」は最古のソース?
秋田の郷土料理に「しょっつる鍋」がありますが、この「しょっつる」とは
ハタハタを塩漬けにして発酵させた魚醤です。魚醤にはアミノ酸・ミネラル・ビタミンを豊富に含みますが、醤油などの普及により、残念ながら地元での使用に限定されるようになりました。魚醤には他に伊豆の「くさや液」やタイの「ナンプラー」などがあります。
さてケチャップといえば今や世界的にもトマトケチャップを指すことが一般的ですが、本来、ケチャップとはソース全般を指し、前述の東南アジアの「魚醤」が実は“最古のソース”とされています。
■おさかなクッキング
【ハタハタの唐揚げ】
関西でも、産地からの生のハタハタが店頭に並んでいます。ハタハタはうろこがなく、下ごしらえが簡単なのでおすすめです。身がやわらかく、味は淡白ですので煮付けや鍋物にもあいます。
また、水洗いして一度焼いてから、尾を手でちぎり頭から引っ張ると、骨と内臓がある程度取れますので、しょうゆ・みりん・酢などでつくったタレに漬け込んで「焼き浸し」にするのもよいでしょう。
ホームページより唐揚げのレシピを紹介します。
ハタハタの捌き方も載せていますので参考にしてください。
●ハタハタの唐揚げ
【材料(2人分)】
ハタハタ・・・1パック(4尾入)
シイタケ・・・大1個
塩・コショウ・・・少々
小麦粉・・・適量
その他、添えるもの適宜【作り方】
1. ハタハタはエラ蓋を開き、エラに人差し指を引っかけて内臓と一緒に取除く。(エラ蓋に鋭い棘があるので怪我しないように)この後、腹に庖丁を入れ(頭を右において)残りの内臓などを除き、水洗いして水分をよく拭き取る。シイタケは食べやすく切る。
2. 1のシイタケとハタハタに軽く塩・コショウして薄く小麦粉をまぶす。エラ蓋の内側や腹の中も忘れずに!
3. 揚げ油を熱して中低温(160~170℃くらい)でシイタケを揚げ、次いでハタハタを揚げる。ハタハタは最初の3分くらいは中低温で、徐々に火を強くして油の温度を上げ、カラッと揚げる。今回のように小さめ(体長18cmくらい)ならば、全体で5分程度で頭まで食べられるようになります。
4. 皿に盛り付け、レモン、大根おろし、パセリなどを添える。塩・コショウがしてあるので、レモンを搾ってそのままでも、またポン酢に大根おろしと七味を入れてつけて食べてもOKです。
唐揚げをつくるとき、生のハタハタではなく、一夜干しを使うとさらに簡単です。ヒガシマルさんの「揚げずにからあげ」を使って作ると、フライパンひとつで美味しい唐揚げのできあがりです。ぜひお試しください。
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- 資料室からのご案内
新刊案内
『日本の食文化史年表』(吉川弘文館)
狩猟・採集からレトルト食品・外食産業まで日本人の食のすべてがわかる。旧石器時代から今日までの三万年間、日本人は何を食べてきたのか。生産・加工・流通や、飢饉・農業政策・饗宴・流行・事件・新製品など、食にまつわるあらゆる事項を網羅、数多くのエピソードを満載し、どこから読んでも興味の尽きない構成で、楽しみながら日本の食を理解できるユニークな年表です。
『イルカ・クジラ』(東海大学出版会)
鯨類はいろいろな意味で不思議な生き物である。しかし、そうなるにはそれなりに「理由」と「変遷」があった。海の中になぜあんな巨大な哺乳類がいるのか。私たちには一寸先も見えないような海の中で彼らはどうやって暮らしているのか。本書は、そんな基本的なことから始まり、まずは広く浅く、クジラ、イルカといった生物について知ってもらうことを意図とした、「鯨類」の世界に初めて踏み入れる人を対象として執筆された一冊です。
【新着の図書・資料の紹介】
『学校給食における食材調達と水産物利用』(農林統計出版)
『鯨塚からみえてくる日本人の心』(農林統計出版)
『野菜を喰らう 伝統のおやじが教える本当にうまい食べ方』(ブックマン社)
『冷蔵庫で食品を腐らせない日本人』(大和書房)
『農協の陰謀「TPP反対」に隠された巨大組織の思惑』(宝島社)
『TPPが日本を壊す』(扶桑社)
『密漁の海で 正史に残らない北方領土』(凱風社)
『江戸前のさかな 食文化の足跡をたどる』(成山堂書店)
『歴史たんけん 堺』(大阪歴史教育者協議会)
『魚食文化の系譜』(雄山閣)
『塩と日本人』(雄山閣)
『物語 食の文化』(中央公論新社)
『平成23年度 食料・農業・農村白書』(農林統計協会)
『平成23年度 水産白書』(農林統計協会)
『平成22年 家計調査年報』(日本統計協会)
『平成22年 大阪市中央卸売市場年報』(大阪市中央卸売市場)
- 行事予定のお知らせ
平成23年度 京阪神三都市親善競技大会
皆様の熱いご声援をお願いします。
日 時 10月26日(水)(市場休場日) 9:30 開会式 場 所 舞洲スポーツアイランド(大阪市) 競技種目 野球・卓球・テニス 合同作品等展示会
場内で働く皆さんの力作ぞろいぜひご覧ください。
作品出品もよろしくお願いします。日 時 12月7日(水)~ 12月9日(金)
7日(水)8日(木)午前9時~午後4時30分
9日(金)午前9時~午後3時展示場所 大ホール(業務管理棟16階) 展示作品 写真・絵画・書道・手芸・生花 他 《作品募集》 種類 写真・絵画・手芸 他 締切日 11月15日(火) 受付場所 [ 作品 ]
各団体を通じてお申し込み下さい。
[ 写真コンテスト ]
各自、業務管理棟 2階 市場協会までお持ちください。《同時開催》 人権啓発パネル展

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- 号外 2010年08月05日